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雑誌目次

雑誌文献

臨床泌尿器科62巻6号

2008年05月発行

雑誌目次

綜説

静脈内腫瘍塞栓を伴う腎細胞癌の手術治療と成績

著者: 吉村一良 ,   上野宗久

ページ範囲:P.359 - P.366

要旨 腎細胞癌は静脈浸潤傾向を示す癌であることが知られており,静脈内腫瘍塞栓(venous tumor throumbus:VTT)をしばしば合併する。手術治療は困難を伴うことがあるが,VTTの存在する症例でも遠隔転移のない場合は手術後良好な予後が得られるといわれており,積極的な外科治療の重要性は現在も変わるところはない。近年,肝静脈合流部あるいは横隔膜を超える腫瘍塞栓の症例でも人工心肺を使用しない術式が試みられるようになっており,体外循環に伴う合併症が減る傾向にある。腫瘍塞栓のレベルによる術式の選択,および予後に関して概説する。

手術手技 尿失禁に関連した手術・2

女性尿失禁の手術―腹部アプローチによるTVT手術(TVT-abd)とGynecareTVTデバイスのメッシュを用いたTOT手術(TVT-OT)

著者: 竹山政美 ,   山本圭介 ,   上阪裕香 ,   伊藤伸一郎 ,   山中幹基 ,   木村俊夫 ,   福本由美子

ページ範囲:P.369 - P.377

要旨:Tension-free vaginal tape手術は腹圧性尿失禁手術のスタンダードとして広く行われているが,本稿では健康保険組合連合会大阪中央病院で,より安全な術式をめざして現在施行している2種類の中部尿道スリング手術,すなわち①腹部アプローチによるTVT手術(TVT-abd)と②Gynecare TVT deviceのメッシュを用いたTOT手術(TVT-OT)につき,その術式の要点を述べた。

女性尿失禁の手術―スリング手術:TVT手術とTOT手術

著者: 武井実根雄

ページ範囲:P.379 - P.388

要旨:女性腹圧性尿失禁に対するスリング手術の代表として,TVT(tension free vaginal tape)手術とTOT(transobturator tape)手術を取り上げ,手術適応から術前準備,手術手技,術後ケアまで解説する。TVT手術は長期も含めて優れた治療成績が報告されている反面,稀ではあるが穿刺に伴う血管や腸管の損傷による重篤な合併症をきたすリスクがある。これを改良する形で考案されたTOT手術は,現在数種類のキットが市販されており,海外ではTVTに取って代わる流れとなっている。

女性尿失禁の手術―TVT手術とTOT手術

著者: 鈴木康之

ページ範囲:P.391 - P.398

要旨:数ある女性腹圧性尿失禁に対する低侵襲手術のなかで,現時点ではTVT法とTOT法が実績と有用性で最も優れていると評価されている。無効例や合併症も念頭に置く必要があるが,適応例に確実な手技を行えば高い確率で患者に満足をもたらすことができる。

セミナー ここまできたトランスレーショナルリサーチ・2

膀胱内圧の非接触連続監視のための閉鎖ベローズ式感圧機構をカプセル化したテレメーター発振器

著者: 松本成史 ,   竹内康人 ,   植村天受

ページ範囲:P.401 - P.405

要約:蓄尿と排尿のプロセスは外乱に対して鋭敏なため,その無妨害動態観測には種々の問題点が残っている。本研究においてはこの主旨により最も妨害の少ない手法として膀胱内に送り込まれてしばらく停留し,そこの静圧情報をセンスして連続送信してくるカプセル状のテレメーター発信機を構想し,設計,試作,モデル実験および動物実験を行って実用化の見通しをえたので報告する。感圧変位系に直結した可変インダクタンス式のLC発信回路が電池とともに外部尿道を通過しえる直径6mmほどのカプセルに収容され,その発振コイルの放つ高周波磁束を体外からサーチコイルと狭帯域ヘテロダイン受信機で捕足し,発振信号の周波数ないしは位相推移を精密に計測することで圧の推移を観測する。In-vivo実験では,家兎の膀胱内において排尿反射および自然放尿の過程を数時間にわたり何回か観測することができた。

症例

著明なバルーニングを認めた埋没陰茎

著者: 寺西淳一 ,   河原祟司 ,   服部裕介 ,   近藤慶一 ,   岸田健 ,   野口和美

ページ範囲:P.417 - P.420

 症例は1歳2か月の男児。3か月前より外陰部の膨隆を認め徐々に増大したため当院を受診した。外陰部の膨隆は包皮内に100mlもの尿が貯留する埋没陰茎に生じた著明なバルーニングと判明した。保存療法を試みたが改善がみられず手術療法を行った。

酢酸リュープロレリン皮下注射によると思われる類上皮肉芽腫

著者: 橋本次朗 ,   安達秀樹 ,   堀田浩貴

ページ範囲:P.423 - P.425

 前立腺癌に対するホルモン療法としてluteinizing hormone-releasing hormone(LH-RH)agonistである酢酸リュープロレリン3か月製剤を,上腕皮下に注射していた患者の注射部位に,硬結および無菌性膿瘍が形成された。皮膚生検を施行し,病理組織診にて類上皮肉芽腫と診断した。他剤への変更およびステロイド軟膏外用にて改善した。発赤や硬結などの注射部位障害は3~15%に起こると報告されている。

発熱を主症状としStauffer's症候群を呈した肉腫様腎癌

著者: 櫛田信博 ,   小黒俊樹 ,   羽賀宣博 ,   柳田知彦 ,   相川健 ,   山口脩

ページ範囲:P.427 - P.431

 肉腫様腎癌は腎細胞癌の亜型であり,悪性度が高く急速に進行し予後が不良であることが知られている。今回われわれは,38℃以上の高熱を主訴とした肉腫様腎癌の1例を経験した。本症例は感染性疾患や不明熱の原因となる疾患の鑑別のため検査に時間を要し,腎臓摘出時には転移が広がってしまっていた。術後も転移巣からのparaneoplastic syndromeのため発熱やDICなどの症状が改善せず,最終的にStauffer's症候群を呈して永眠した。

画像診断

経過観察中に自然退縮した単純性腎囊胞

著者: 澁谷忠正 ,   佐藤文憲 ,   三股浩光

ページ範囲:P.434 - P.435

 患 者 32歳,男性。

 家族歴 特記すべきことなし。

 既往歴 特記すべきことなし。

 現病歴 集団検診で腹部超音波検査上,左腎囊胞を指摘され,2005年9月下旬,精査目的で当科を受診した。当科で施行した腹部超音波検査およびCT検査にて左単純性腎囊胞と診断し,有症状もなく外来経過観察とした(図1a,b)。

 経 過 経過観察中2007年8月上旬に,腹部超音波検査で左単純性腎囊胞の縮小を認めた。同年8月下旬に撮影したCT画像では,造影剤の腎外への流出や囊胞内溶液流出による腎周囲のdensityの変化も見られず,左腎囊胞は退縮していた(図2a,b)。囊胞は腎実質よりもhigh densityを示す壁肥厚を認め,囊胞存在部位であった腎実質は陥凹を認めた。また,経過観察中に側腹部痛や血尿などの症状は認められず,外傷などの既往も認めなかった。

学会印象記

「第23回欧州泌尿器科学会(EAU)年次総会」印象記

著者: 伊藤一人

ページ範囲:P.438 - P.439

 第23回欧州泌尿器科学会(EAU)の年次総会は,2008年3月26日~29日にイタリアのミラノで開催されました。今回の学会参加の前に,留学していたエラスムスメディカルセンターのシュレーダー教授のもとに新しいEuropean Randomized Study of Screening for Prostate Cancer(ERSPC)のスクリーニングセンター施設の見学,研究の相談などのためにオランダのロッテルダムに数日滞在しました。オランダは非常に寒く雪が降っていたために,ミラノのマルペンザ国際空港に着いたときには,天気が良かったこともありますが,暖かく感じました。

 EAUの年次総会へは,2年前のパリで行われた第21回から参加しています。年々巨大化している印象はありますが,国際色豊かな学会であり,欧州以外からの参加者も増えていると感じました。米国泌尿器科学会(AUA)と違い,相変わらず日本の泌尿器科の先生方と学会場で会う機会は少ないのですが,アジアの中では中国からの参加が約80人と多いと聞きました。

書評

「コミュニケーションスキル・トレーニング―患者満足度の向上と効果的な診療のために」―松村真司,箕輪良行 編 フリーアクセス

著者: 江口成美

ページ範囲:P.367 - P.367

 日本でコミュニケーションスキル・トレーニングを医学教育に取り入れるようになったのは,1990年以降である。それ以前に大学を卒業した医師の大部分は,コミュニケーションに関わる教育を受ける機会がなかった。本書はこうしたベテラン医師を対象に,患者とのコミュニケーションスキルの習得と実践について体系的な学習を可能とする,従来なかった手引書である。前半にコミュニケーションや患者満足度に関する解説があり,後半にスキルアップのための手法やトレーニングの内容,効果が説明されている。ベテラン医師が自身で学べると同時に,トレーニングコースの実践テキストとしても活用することができる。編著者らは,コミュニケーションスキル・トレーニングコース(CSTコース)の開発・運営に実際に携わる専門家で,編者のお一人の松村真司先生は,研究もこなしながら臨床の場で活躍されている先生である。

 病気になれば,誰しも不安で心細くなる。医療者と心の通う対話ができれば,患者は緊張や不安が和らぎ,診療を前向きに受けることができ,ひいては病気と積極的に向き合うことができる。一方,よいコミュニケーションは医師自身の達成感も向上させる。

「レジデントのための感染症診療マニュアル 第2版」―青木 眞 著 フリーアクセス

著者: 大庭祐二

ページ範囲:P.389 - P.389

 感染症診療においては既に定番書となっている『レジデントのための感染症診療マニュアル』が改訂,出版された。著者の青木眞先生は,公私において私の恩師の一人であり,緒方洪庵の適塾の門下生で種痘の普及に尽くした湯浅芳斎の末裔でもある。

 私の専門の一つは集中治療であるが,感染症を制するものが集中治療を制すると言っても過言ではないほど,感染症診療は多くの臨床診療科においてかなり重要な位置づけを占める。しかし残念ながら,日本では臨床感染症という領域はかなりの長期間軽視され続けてきた。

「RCA根本原因分析法実践マニュアル―再発防止と医療安全教育への活用」―石川雅彦 著 フリーアクセス

著者: 大滝純司

ページ範囲:P.399 - P.399

 多くの医療従事者と同様に,私もインシデント・アクシデント事例の報告書を書いた経験が何回かある。それぞれの事例でどのようなことが起き,どのように対処したかを記入して提出するのだが,ちょっと書きにくいと感じるときがある。その事例が生じた原因について記入する欄で,私はいつも少し考えてしまう。疲れていたのか? 急いでいたのか? それとも……まあ,その時々でそれなりに考えて記入してきた。本当にそこで記入したことが原因だったのかなぁ,と少し引っかかりながら。

 インシデント・アクシデント事例をもとに,医療のプロセスやシステムに注目し,その問題点を具体的に見つけ出し,対策を立てる。そのような分析を可能にする方法として,米国ではRCA(Root Cause Analysis:根本原因分析法)というのが用いられているのだそうだ。本書は,そのRCAについて詳細に解説したものである。全体で4つの章からなり,最初の「基礎編」ではRCAの概要を,次の第2章「実践編その1」では臨床で実際にRCAを行うやり方について書かれている。

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編集後記 フリーアクセス

著者: 大家基嗣

ページ範囲:P.448 - P.448

 今月号の「手術手技」は女性の尿失禁に対する手術を掲載しています。泌尿器科診療で遭遇する機会は多いが,手術適応を考慮するとなると,少し二の足を踏む先生も多いのではないでしょうか。必要に迫られているのだが,ちょっととっつきにくい,あるいはとっかかりがないと感じられている先生もいらっしゃるかと存じます。TOTという言葉を耳にするがピンとこない,という先生にぜひご一読いただきたい内容です。

 私もTOTという術式名を初めて聞いた時,「随分縁起の悪い名前をつけたものだなあ」という印象を持ちました(理由は本文中に記載されてます)。まず,閉鎖孔を通すというイメージが湧きませんでした。私と同じ印象を持っている先生は,最初に武井実根雄先生の「スリング手術:TVT手術とTOT手術」を読んでください。詳細な記載と豊富な図が掲載されていて,特に図を一挙に眺めることにより,閉鎖孔を体外からと骨盤内からイメージすることができます。穿刺針がスーパーインポーズされている図もあり,すっきりと理解できます。その次に鈴木康之先生のTVT手術の項を読んでいただくと,今度はTVTの穿刺のイメージが明らかになってくると思います。TVTとTOTを比較した図が役立ちます。図7によって,TVTの欠点と呼ばれる合併症の理由が理解できます。武井先生の論文で身についたイメージが,鈴木先生の論文の図9と図10を見ながら本文を読むことによって,TOTの実践へとつながります。TVTの理解には,逆に,鈴木先生の図を見たあとで,武井先生の論文の8つの術中写真を見ていただけると,すみやかに実践につながっていくと思います。

基本情報

臨床泌尿器科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1332

印刷版ISSN 0385-2393

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