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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科63巻11号

2009年10月発行

文献概要

セミナー 泌尿器科領域における手術部位感染・4

泌尿器科領域における術後感染対策Ⅰ―開放手術

著者: 門田晃一1

所属機関: 1あらき腎・泌尿器科クリニック

ページ範囲:P.895 - P.899

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要約 開放手術は泌尿器科疾患の治療手段として不可欠であり,鏡視下手術と比較して周術期感染症の発症頻度および重症度が高いことから,泌尿器科医は周術期管理に関して適切な対応が要求される。周術期感染の予防には,抗菌薬投与とともに,術前から術中,術後における患者管理が重要である。周術期感染阻止薬として,いかに適切な抗菌薬使用がなされていても,周術期管理が不適切であると周術期感染の防止が困難となる。

参考文献

1)松本哲朗,村谷哲郎,門田晃一,他(UTI共同研究会周術期感染予防ガイドライン作成ワーキンググループ):泌尿器科領域における周術期感染予防ガイドライン.日泌尿会誌 97:1-35,2006
2)Matsumoto T, Kiyota H, Arakawa S, et al;Japanese Society of UTI Cooperative Study Group(Chairman;Matsumoto T):Japanese guidelines for prevention of perioperative infections in urological field. Int J Urol 14:890-909, 2007
3)上原慎也,門田晃一,公文裕巳,他:最近10年間の岡山大学泌尿器科における周術期感染の発症頻度.日泌尿会誌 95:520,2004
4)Naber KG, Bergman B, Bishop MC, et al;Urinary Tract Infection(UTI)Working Group of the Health Care Office(HCO)of the European Association of Urology(EAU):EAU guidelines for the management of urinary and male genital tract infections. Eur Urol 40:576-588, 2001
5)和田耕一郎,門田晃一,公文裕巳,他:「泌尿器科領域における周術期感染予防ガイドライン」の臨床的検討.日化療会誌 57(suppl A):241,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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