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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科63巻12号

2009年11月発行

文献概要

症例

陰囊腫大と硬化を呈した精巣原発性カルチノイド

著者: 伊藤悠亮13 渡辺岳志1 中橋満1 唐小燕2

所属機関: 1神奈川県立足柄上病院泌尿器科 2東海大学医学部基盤診療学系病理診断学 3横須賀共済病院泌尿器科

ページ範囲:P.1013 - P.1016

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 症例は36歳,男性。数か月前より左陰囊が腫大し,徐々に硬化してきたとのことで当科を受診した。腫瘍マーカーは正常であったが精巣腫瘍と判断し,高位除睾術を施行した。病理組織診断の結果,精巣腫瘍の組織型としては非常に珍しいカルチノイドであった。

参考文献

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2)Wolf M, Wunderlich H, Hindermann W, et al:Primary carcinoid tumor of the testicle wituout metastases in combination with testicular atrophy and testosterone deficiency. Int Urol Nephrol 38:625-628, 2006
3)森山伸一,広田紀男,横山 武,他:甲状腺癌を伴う精巣原発性カルチノイド.癌臨 27:348-351,1981
4)Stroosma OB and Delaere KPJ:Carcinoid tumours of the testis. BJU Int 101:1101-1105, 2008
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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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