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手術手技 小児泌尿器科手術Ⅰ 尿路系の手術・2
文献概要
要旨 Dismemberd法はすべての症例に対応できる点で最も優れている。皮膚切開は臍よりやや頭側の傍正中切開で,5cm程度とし,筋実質の切離を行わない。尿管の腎盂付着部位が高位にある場合は,腎盂壁の切開線を腎下極側に持ってくるようにする。尿管近位部の外側を縦切開して口径を広げる。尿管断端の外側端は腎盂壁の最も下極端に接合するようにして,腎盂尿管新吻合を行う。縫合糸は,6-0程度の吸収糸を用い,縫合は基本的には全層結節縫合とする。原則として,D-J型尿管ステントを留置して6~8週後に抜去する。
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