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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科63巻3号

2009年03月発行

手術手技 小児泌尿器科手術Ⅰ 尿路系の手術・2

小児に対する腎盂形成術

著者: 武田正之1 宮本達也1 荒木勇雄1

所属機関: 1山梨大学大学院医学工学総合研究部泌尿器科学

ページ範囲:P.209 - P.213

文献概要

要旨 Dismemberd法はすべての症例に対応できる点で最も優れている。皮膚切開は臍よりやや頭側の傍正中切開で,5cm程度とし,筋実質の切離を行わない。尿管の腎盂付着部位が高位にある場合は,腎盂壁の切開線を腎下極側に持ってくるようにする。尿管近位部の外側を縦切開して口径を広げる。尿管断端の外側端は腎盂壁の最も下極端に接合するようにして,腎盂尿管新吻合を行う。縫合糸は,6-0程度の吸収糸を用い,縫合は基本的には全層結節縫合とする。原則として,D-J型尿管ステントを留置して6~8週後に抜去する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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