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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科63巻5号

2009年04月発行

特集 泌尿器科の癌薬物療法―ここが聞きたい

緩和医療―緩和医療における鎮痛薬・睡眠薬の使い分けをどのようにすべきか?―疼痛緩和における鎮静の考え方

著者: 中島耕一1

所属機関: 1東邦大学医学部泌尿器科学講座

ページ範囲:P.365 - P.370

文献概要

要旨 癌対策基本法の施行に伴い,地域にかかわらず,等しく患者本人の意思を尊重した治療方法が提供されることが,われわれ医療人の責務となった。疼痛対策においても同様である。疼痛対策については「癌患者の療養生活の質の維持向上について」として第16条にうたわれている。この基本方針に則った緩和医療については,診療科を問わず医療人は等しく認識をしなければならない。緩和医療においては,医療側,患者,患者家族それぞれの価値観は異なっており,十分な話し合いのもとで選択し得る手段について慎重に検討する必要がある。

参考文献

1)Gilbert PE and Martin WR:The effects of morphine and nalorphine-like drugs in the nondependent, morphine-dependent and cyclazocine-dependent chronic spinal dog. J Pharmacol Exp Ther 198:66-82, 1976
2)Lord JAH, Waterfield AA, Hughes J, et al:Endogeneous opioid peptides:multiple agonisits and receptors. Nature 267:495-499, 1977
3)Kieffer BL:Opioids:first lessons from knockout mice. Trends Pharmacol Sci 20:19-25, 1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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