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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科63巻6号

2009年05月発行

文献概要

手術手技 小児泌尿器科手術Ⅰ 尿路系の手術・3

尿管形成術

著者: 長雄一1 本間澄恵1

所属機関: 1千葉県こども病院泌尿器科

ページ範囲:P.399 - P.405

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要旨 巨大尿管症に対して膀胱尿管新吻合術を行う場合,尿管を縫縮する形成術を必要とすることが多い。尿管を縫縮する方法としては,尿管壁を切除するtapering,尿管壁を温存するplication,foldingなどがあげられる。それぞれ一長一短があるが,われわれはHendrenの提唱した方法に準じたtaperingを好んで用いている。尿管taperingは膀胱尿管新吻合がすっきり仕上がるという利点はあるが,尿管の血流温存などに注意が必要である。本稿ではこれらの注意点など,われわれが行っている方法を概説した。

参考文献

1)Hendren WH:Operative repair of megaureter in children. J Urol 101:491, 1969
2)Kalicinski ZH, Kansy J and Joszt W:Surgery of megaureters-modification of Hendren's operation. J Pediatr Surg 12:183, 1977
3)Starr A:Ureteral placation:a new concept in ureteral tailoring for megaureter. Invest Urol 17:153, 1979
4)Ossanjdon F, Romanini MV and Torre M:Modified technique of ureteroplsty for megaureter in children. J Urol 174:1417-1420, 2005
5)Parrot, TS, Woodard JR and Wolpert JJ:Ureteral tailoring:a comparison of wedge resection with infolding. J Urol 144:328, 1990

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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