文献詳細
症例
文献概要
症例は88歳,女性。2003年10月,腹圧性尿失禁,性器脱に対し,TVTおよび経腟的子宮摘出術・前後腟壁形成術を施行した。2007年4月頃より膀胱炎を繰り返すようになった。2008年春頃よりは,抗生剤を常時内服していないと調子が悪くなった。2008年7月,超音波検査にて膀胱結石を認め,膀胱鏡検査にてTVTテープの膀胱内脱出部に結石形成を認めた。2008年9月中旬,膀胱切石術を施行し,脱出部のテープも含めて結石を摘出した。術後の経過は良好で,尿失禁の再発も認めていない。
参考文献
1)巴 ひかる:女性の蓄尿障害の外科的治療.排尿障害プラクティス 13:209-216,2005
2)Michael P, Thierry D and Marc Z:Development of a bladder stone following a tension-free vaginal tape intervention. J Urol 171:337, 2004
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