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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科63巻8号

2009年07月発行

文献概要

症例

異時性孤立性対側副腎転移をきたした腎細胞癌

著者: 三枝勉1 小山政史1 井原達矢1 村田晋一2 吉村一良1 上野宗久1

所属機関: 1埼玉医科大学国際医療センター包括的がんセンター泌尿器腫瘍科 2埼玉医科大学国際医療センター包括的がんセンター病理診断科

ページ範囲:P.625 - P.627

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 症例は67歳,男性。2004年8月に右腎細胞癌下大静脈腫瘍塞栓に対して根治的右腎摘除術ならびに下大静脈腫瘍塞栓摘除術を施行した。以降,インターフェロン療法を行い経過観察していたが,2008年1月に左副腎腫瘤が指摘された。孤立性対側副腎転移の診断にて2008年10月に左副腎摘除術を施行した。現在ステロイド補充療法を行いながら外来経過観察中である。腎細胞癌の異時性孤立性対側副腎転移に関して考察する。

参考文献

1)Saitoh H, Nakayama M, Nakamura K, et al:Distant metastasis of renal adenocarcinoma in nephrectomized case. J Urol 127:1092-1095, 1982
2)新井 学,釜井隆男,長本章裕,他:孤立性対側副腎転移を伴った腎細胞癌の1例.泌尿紀要 43:29-31,1997
3)宮嶋 哲,早川正道,上床典康,他:孤立性対側副腎転移を伴った腎細胞癌の1例.泌尿紀要 44:85-87,1998
4)Zorona J, Bracken R and Wallace S:Radiologic features of adrenal metastasis. Urology 21:403-405, 1983

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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