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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科63巻9号

2009年08月発行

症例

両側肺気胸に合併した陰囊内気腫

著者: 黒川孝志12 初瀬勝朗1 田中順子1

所属機関: 1西尾市民病院泌尿器科 2津島市民病院泌尿器科

ページ範囲:P.737 - P.739

文献概要

 症例は65歳,男性。頸椎損傷後四肢麻痺,神経因性膀胱に対して膀胱瘻による排尿管理を続けていた。64歳時に肺炎を併発,以降在宅レスピレーターによる呼吸管理を施行していたが,2007年10月,呼吸困難を生じ来院した。両側肺気胸,腹腔内気腫,皮下気腫および陰囊内にも気腫を認めた。両側肺気胸に対して胸腔ドレナージ施行後,陰囊内気腫は消失した。

参考文献

1)小川幸恵,関 康宏,佐藤 潤,他:全身麻酔下口腔外科手術中に広範な皮下気腫および縦隔気腫を併発した1例.日歯麻酔会誌 36:308-309,2007
2)松浦一生,河野博光,山口佳之:大腸内視鏡検査後に横行結腸の大網穿通により皮下気腫・後腹膜気腫を発症した1例.日外連会誌 2:238-241,2007
3)河野眞範,水野 剛,小林忠博,他:Scrotal emphysemaの1例.泌尿紀要 48:37-39,2002
4)Humayun H and Maliwan N:Empysemaotus genital infection caused by candida albicans. J Urol 128:1049-1050, 1982

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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