文献詳細
症例
文献概要
症例は65歳,男性。頸椎損傷後四肢麻痺,神経因性膀胱に対して膀胱瘻による排尿管理を続けていた。64歳時に肺炎を併発,以降在宅レスピレーターによる呼吸管理を施行していたが,2007年10月,呼吸困難を生じ来院した。両側肺気胸,腹腔内気腫,皮下気腫および陰囊内にも気腫を認めた。両側肺気胸に対して胸腔ドレナージ施行後,陰囊内気腫は消失した。
参考文献
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