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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科63巻9号

2009年08月発行

文献概要

交見室

超音波造影法による腎腫瘍の描出

著者: 水関清1

所属機関: 1市立函館恵山病院内科

ページ範囲:P.745 - P.745

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 超音波診断機器のデジタル化以降,超音波の発信から受信,そして画像化に至るさまざまな段階において,それらの系統的制御に新機軸がつぎつぎに打ち出されてきた。その結果,Bモードおよびドプラ画像の画質向上やドプラ・モードの多様化は,多くの装置において普遍化しつつある。さらに,付加的機能としての三次元表示や超音波造影剤対応機能のほか,超音波による組織弾性イメージングについても,実用的な知見が蓄積され,普及は着実に進んでいるようである。

 超音波造影剤を用いての腎微小循環評価は,日本超音波医学会学術集会においても,すでに第79回(臨泌60:601,2006)と第81回(臨泌63:185,2009)の中で討議され,今後の臨床応用が期待されている。これらの結果を踏まえて,先頃東京都で開催された第82回集会では,腎腫瘍における造影超音波法がとりあげられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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