icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科64巻10号

2010年09月発行

文献概要

画像診断

骨盤臓器脱症状を呈した尿道憩室

著者: 西田智保1 丹司望1 横山雅好1

所属機関: 1愛媛大学大学院医学系研究科泌尿器制御学分野

ページ範囲:P.776 - P.778

文献購入ページに移動
 患 者 58歳,女性。

 主 訴 骨盤臓器の脱出。

 既往歴 経腟分娩1回,花粉症。

 家族歴 特記すべきことなし。

 現病歴 2008年4月より骨盤臓器の脱出が出現したため,近医産婦人科を受診し,骨盤臓器脱(POP)と診断され,女性ホルモン剤の投与を受けていた。以前よりアレルギー性鼻炎があり,くしゃみにより臓器脱の悪化を自覚していた。翌年7月,治療目的に当科を受診した。排尿に関する自覚症状はなかった。

参考文献

1)Bump RC, Mattiasson A, Bo K, et al:The standardization of terminology of female pelvic organ prolapse and pelvic floor dysfunction. Am J Obstet Gynecol 175:10-17, 1996
2)Johnson CM:Diverticula and cyst of female urethra. J Urol 39:506-516, 193
3)Lee RA:Diverticula of the urethra:Clinical presentation, diagnosis and management. Clin Obstet Gynecol 27:490-498, 1984
4)Kim B and Hricak H:Diagnosis of urethral diverticula in women. AJR Am J Roentgenol 161:809-815, 1993

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら