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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科64巻12号

2010年11月発行

文献概要

画像診断

尿道カテーテル長期放置によるフルニエ壊疽

著者: 佐野太1 南村和宏1 窪田吉信1

所属機関: 1横浜市立大学大学院医学研究科泌尿器病態学

ページ範囲:P.948 - P.950

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 患 者 65歳,男性。

 主 訴 下腹部痛。

 家族歴 特記すべきことなし。

 既往歴 64歳,前立腺癌T3aN0M0。診断時PSA 142ng/ml。LHRHアゴニストを1回のみ投与,排尿困難に対して尿道カテーテル留置後,経済的理由から通院を自己中断し,1年以上放置(以上すべて他院)。

 現病歴 2010年3月,下腹部痛を主訴に近医を受診した。陰部から下腹部にかけて発赤腫脹を認め,フルニエ壊疽の疑いで当院へ搬送となった。

参考文献

1)原田 浩,大澤昌之,谷口明久,他:【外科的処置を要する泌尿器科領域の重症感染症】フルニエ壊疽.泌尿器外科 21:465-470,2008
2)庵地孝嗣,田村賢司,井上啓史,他:フルニエ壊疽8症例の治療経験.泌尿器科紀要 55:545-549,2009
3)Dellinger RP, Levy MM, Carlet JM, et al:Surviving Sepsis Campaign:international guidelines for management of severe sepsis and septic shock:2008. Crit Care Med 36:296-327, 2008
4)織田成人:Surviving Sepsis Campaign Guidelinesの概要.医学のあゆみ 227:859-864,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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