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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科64巻13号

2010年12月発行

小さな工夫

腹腔鏡下腎盂形成術における,確実な,術中DJカテーテル留置術

著者: 坂本亘1 葉山琢磨1 森本和也1

所属機関: 1大阪市立総合医療センター小児泌尿器科

ページ範囲:P.1028 - P.1029

文献概要

 腹腔鏡下腎盂形成術の際,腎盂と尿管の縫合部から膀胱に向かって,順向性にDJカテーテルを挿入する場合が多いが,確実に膀胱内にDJカテーテルが挿入されたかどうか不安が残る。術後,尿道内にDJカテーテルの先が飛び出していることも経験する。また,つい長めに膀胱内に挿入しがちで,特に膀胱の小さい小児では,術後の下腹部痛の原因となる。一般には,膀胱内にあらかじめインジコカルミンを注入しておき,膀胱部を圧迫し,DJカテーテルの腎盂側からのインジコカルミンの逆流を確認するが,腹腔内圧の影響もあり,必ずしも逆流を認めるとは限らない。

参考文献

1)Gaitonde K, Roesel G and Donovan J:Novel technique of retrograde ureteral stenting during laparoscopic pyeloplasty. J Endurol 22:1199-1202, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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