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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科64巻3号

2010年03月発行

文献概要

症例

腎盂尿管移行部狭窄の術後再発に対する腹腔鏡下腎盂形成術

著者: 高橋美香1 野村威雄1 山崎六志1 中野大作1 佐藤文憲1 三股浩光1

所属機関: 1大分大学医学部腎泌尿器外科学講座

ページ範囲:P.251 - P.254

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24歳,女性。左腰背部痛精査にて左腎盂尿管移行部狭窄症と診断された。後腹膜鏡下腎盂形成術を施行したが,術後10か月目に再狭窄したため,バルーン拡張術を施行した。バルーン拡張術後8か月目に二次性狭窄を生じ,腹腔鏡下腎盂形成術を施行した。現在,外来経過観察中であるが,再発を認めていない。腎盂尿管移行部狭窄症に対する後腹膜鏡下腎盂形成術後の二次性狭窄症例においても,経腹膜到達法による鏡視下腎盂形成術は考慮すべき有効な術式と考えられた。

参考文献

1)Cassis AN, Brannen GE, Bush WH, et al:Endopyelotomy:review of results and complications. J Urol 146:1492-1495, 1991
2)岩村正嗣:泌尿器科 体腔鏡下手術7 腹腔鏡下腎盂形成術.臨泌 57:697-706,2003
3)Munver R, Sosa RE and del Pizzo JJ:Laparoscopic pyeloplasty:history, evolution, and future. J Endourol 18:748-755, 2004
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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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