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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科64巻4号

2010年04月発行

文献概要

特集 泌尿器科検査のここがポイント A 問診 射精障害患者への問診

Q4 射精障害を訴える患者の問診のポイントを教えてください。

著者: 小谷俊一1

所属機関: 1中部労災病院泌尿器科

ページ範囲:P.27 - P.30

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要旨 射精障害は,①自慰・腟内射精とも不能(逆行性射精とemission lessの2型),②腟内射精のみ不能,③射精時間の異常(早漏・遅漏),④その他,に分類される。射精障害患者の問診では,この病型分類を念頭に置きながら,初めてマスターベーションをした時期など13項目のポイントを漏れ落としなく患者より聴取することが重要である。射精障害用の問診票はMSHQ 25やその簡易版のMSHQ-EjD Short Formが国際的に使用されているが,validationされた日本語版の作成が期待されるところである。

参考文献

1)小谷俊一,伊藤裕一,千田基宏:今,射精障害にどう対処するか?―射精障害治療の変遷と現状.日性機能会誌 19:203-223,2004
2)小谷俊一:射精障害.図説ARTマニュアル.森 祟英,岡村 均,久保春海(編).永井書店,大阪,pp329-333,2002
3)阿部輝夫:男性性機能障害カウンセリングの実際.臨床と薬物治療,18:888-893,1999
4)Rosen RC, Catania J, Pollack L, et al:Male Sexual Health Questionnaire(MSHQ):scale development and psychometric validation. Urology 64:777-782, 2004
5)Rosen RC, Catania J, Althof SE, et al:Development and validation of four-item version of Male Sexual Health Questionnaire to assess ejaculatory dysfunction. Urology 69:805-809, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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