文献詳細
特集 泌尿器科検査のここがポイント
B 身体診察 腹部の診察
文献概要
要旨 腹部診察により得られる理学的所見は,近年広く普及した超音波検査,CTスキャンなどにより軽視される傾向にある。しかし,いまだに理学的所見により,治療方法,手術適応などが判断されることもあり,重要な意義を持つ。このため,腹部診察方法を系統的に理解することが重要である。視診,聴診,打診・叩打診,触診の手順で,それぞれのポイントを確認しながら行うことが重要であり,研修医はもちろん,熟練した医師においても,ときどきそのポイントを再確認しておくことが必須である。
参考文献
1)古谷伸之:腹部の診察.田邊政裕(編):診察と手技がみえる.Medic Media, 東京,pp116-141,2006
2)仁平寛巳,吉田 修:理学的並びに一般検査.吉田 修(編):ベッドサイド泌尿器科学 診断・治療編.南江堂,東京,pp89-91,2000
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