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特集 泌尿器科検査のここがポイント C 尿検査 尿細胞診
Q14 尿細胞診の作製方法と観察のポイントについて教えてください。
著者: 山田貴之1 谷崎由紀子1 甲谷知代1 佐藤茂1 高橋智1
所属機関: 1名古屋市立大学病院病理部
ページ範囲:P.67 - P.70
文献購入ページに移動尿細胞診の検鏡方法は,まず低倍率にて細胞成分の多さと背景を確認し,高倍率で個々の細胞と集塊を観察していく。出現細胞の形状は尿検体の種類,標本作製方法によって影響を受けることを念頭に置きながら,核形,N/C比,核クロマチン量などを判読し,核溝の存在やpair cellの出現を考慮しながら良悪性の鑑別を行っていくことが重要である。
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