文献詳細
特集 泌尿器科検査のここがポイント
C 尿検査 細菌検査
文献概要
要旨 尿路感染症の起炎菌においても耐性菌分離の頻度が高くなりつつあり,尿培養検査で起炎菌を分離し,抗菌薬感受性試験を行うことは,適切な治療を行ううえで重要である。また,尿道炎においては,正確な起炎微生物の診断が適切な治療を行ううえで重要であり,性感染症の感染制御という点からも,より高感度で診断が可能な核酸増幅法の活用が必要である。
参考文献
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