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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科64巻4号

2010年04月発行

特集 泌尿器科検査のここがポイント

D 器械的検査 カテーテル 尿管ステントの留置・管理

Q21 尿管ステントの留置方法のコツと管理について教えてください。

著者: 土谷順彦1

所属機関: 1秋田大学大学院医学系研究科腎泌尿器科学講座

ページ範囲:P.92 - P.94

文献概要

要旨 尿管閉塞による上部尿路の通過障害に対する処置としては,腎瘻造設と尿管ステント留置術が行われる。①嵌頓尿管結石,②悪性腫瘍やリンパ節腫大による尿管外からの圧迫,③尿管狭窄,④膿腎症などがこれらの適応となるが,尿管ステントは腎瘻と比較して低侵襲であり,日常的なカテーテル管理が不要など,さまざまな面でQOLが維持されるというメリットがある。留置時に最も注意すべき合併症は,尿管損傷とステントの尿管内迷入であり,長期留置例では結石形成や閉塞,そして,稀ではあるが尿管動脈瘻の形成に注意が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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