文献詳細
特集 泌尿器科検査のここがポイント
E 内視鏡的検査 膀胱尿道鏡 硬性鏡の種類と特徴
文献概要
要旨 最近では,男性の膀胱尿道鏡検査は,軟性膀胱鏡による検査が主流となっており,硬性鏡が使用される頻度は下がってきている。しかし,硬性鏡検査は経尿道的切除術をはじめとする内視鏡手術における内視鏡の扱い方の基礎となるものである。男性と女性では尿路の解剖が異なり,特に男性の尿道挿入時には立体的解剖学的理解が必要である。硬性鏡検査は被験者に負担がかかる検査であり,検査時間を短時間にするためにも,事前の準備と習熟を怠らないようにすることが大切である。
参考文献
1)松岡 啓:機械的検査と処置.内藤誠二(編):新泌尿器科学.南山堂,東京,pp100-103,2001
2)三木 誠:Ⅲ泌尿器内視鏡検査の基本手技―1膀胱尿道鏡.三木 誠(編):泌尿器科内視鏡.医学書院,東京,pp29-38,1996
3)伊勢田徳宏:泌尿器科病棟管理マニュアル―膀胱鏡検査膀胱生検.臨泌 56(増刊):53-56,2002
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