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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科64巻4号

2010年04月発行

文献概要

特集 泌尿器科検査のここがポイント E 内視鏡的検査 膀胱尿道鏡 軟性鏡の種類と特徴

Q28 軟性鏡の種類と特徴について教えてください。

著者: 石川悟1

所属機関: 1日立総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.112 - P.115

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要旨 軟性膀胱鏡は柔軟性があるため,患者に対する侵襲が少なく,外来での検査に適している。光学ファイバーを用いた軟性膀胱鏡と先端にCCD(charged coupled device)のついたビデオスコープがある。軟性膀胱鏡のほうが低価格だが,患者や介助者も画像を参照できること,画像の保存が可能なこと,解像度が優れていることなどから,今後はビデオスコープが主流になっていくと思われる。軟性鏡は洗浄や消毒で不適正な扱いをすると,硬性鏡に比較して破損しやすいため十分な注意が必要である。

参考文献

1)Kavoussi LR and Clayman RV:Office flexible cystoscopy. Urol Clin North Am 15:601-608, 1988
2)Quayle SS, Ames CD, Lieber D, et al:Comparison of optical resolution with digital and standard fiberoptic cystoscopes in an in vitro model. Urology 66:489-493, 2005
3)Patel AR, Jones JS, Angie S, et al:Office based flexible cystoscopy may be less painful for men allowed to view the procedure. J Urol 177:1843-1845, 2007
4)Okuhunov Z, Hruby GW, Mirabile W, et al:Prospective comparison of flexible fiberoptic and digital cystoscopes. Urology 74:427-430, 2009
5)日本泌尿器科学会 泌尿器科領域における感染制御ガイドライン作成委員会(編):尿路内視鏡の無菌操作および消毒・滅菌―泌尿器科領域における感染制御ガイドライン.日泌尿会誌 100:21-26,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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