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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科64巻4号

2010年04月発行

特集 泌尿器科検査のここがポイント

E 内視鏡的検査 尿管鏡 硬性尿管鏡

Q30 硬性の尿管鏡の挿入方法のコツと観察方法について教えてください。

著者: 宮地禎幸1

所属機関: 1川崎医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.120 - P.122

文献概要

要旨 硬性尿管鏡は下部尿管の観察・処置が絶対的適応であるが,症例によっては腎盂,上腎杯までの観察が可能である。硬性尿管鏡の処置にあたっては,①ガイドワイヤーをセーフティワイヤーとして用いること,②常にガイドワイヤーを視野に入れ,尿管の内腔を確保しながら尿管鏡を上行させ,「尿管鏡を押すのではなく,引きながら挿入する」という意識で行うこと,③尿管の可動性が悪い場合は無理をしない,ということが重要で,「硬性尿管鏡は尿管の可動性があって初めて挿入可能である」という原則を考慮して行わねばならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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