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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科64巻4号

2010年04月発行

文献概要

特集 泌尿器科検査のここがポイント F 尿路機能検査 尿流動態検査法 膀胱内圧測定

Q35 膀胱内圧測定の適応,方法,臨床的意義,膀胱内圧曲線を理解するためのポイントについて教えてください。

著者: 長田浩彦1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.137 - P.140

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要旨 膀胱内圧測定は,圧トランスデューサーを用いて膀胱内圧を経時的に測定する検査である。通常,膀胱内圧測定を単独で行うことは少ない。直腸内圧測定,尿道括約筋筋電図,尿流測定と同時に行い,プレッシャーフロースタディとして評価することが多い。排尿筋過活動とは,膀胱注入相の不随意な排尿筋収縮を特徴とする尿流動態検査所見である。排尿筋低活動では,排尿筋収縮力の低下または収縮時間の短縮により排尿時間が延長したり,正常な時間内では膀胱を空にできなくなったりする。

参考文献

1)西沢 理,後藤百万,武井実根雄:実践研修排尿機能検査.Blackwell Publishing,東京,2007
2)本間之夫,西沢 理,山口 脩:下部尿路機能に関する用語基準―国際禁制学会標準化部会報告.日泌会誌 14:278-279,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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