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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科64巻4号

2010年04月発行

特集 泌尿器科検査のここがポイント

F 尿路機能検査 尿流動態検査法 外尿道括約筋筋電図検査

Q37 外尿道括約筋筋電図検査の適応,方法,臨床的意義について教えてください。

著者: 長田浩彦1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.144 - P.145

文献概要

要旨 外尿道括約筋筋電図検査は,蓄尿,排尿時に外尿道括約筋の筋活動が保たれているか否か,障害されている場合にはどのように障害されているかを診断するために行われる。通常,それ単独で行われることはなく,膀胱内圧測定やプレッシャーフロースタディと同時に行われる。簡便性を考慮し,表面電極が用いられることが多い。外尿道括約筋の筋活動が消失している病態を無抑制括約筋弛緩といい,排尿時に外尿道括約筋の筋活動が増強する病態を排尿筋外括約筋協調不全という。

参考文献

1)近藤厚生:尿失禁とウロダイナミクス.医学書院,東京,1996
2)服部孝道,安田耕作,山西友典,他:神経疾患による排尿障害ハンドブック.三輪書店,東京,1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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