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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科64巻4号

2010年04月発行

特集 泌尿器科検査のここがポイント

G X線検査 排泄性尿路造影

Q40 排泄性尿路造影の種類,適応,方法,基本的読影方法について教えてください。特にCTでは得られない情報について教えてください。

著者: 松崎章二1

所属機関: 1稲城市立病院泌尿器科

ページ範囲:P.155 - P.157

文献概要

要旨 造影剤が腎臓から排泄されるので,排泄性尿路造影と呼ばれる。静脈注射した造影剤が腎より排泄される状態を撮影するので,尿路の解剖学的,機能的な情報が得られる。以前は尿路腫瘍や血尿のスクリーニング検査であったが,現在はその役割は終えた。CTと比較して,排泄性尿路造影では腎杯や腎髄質乳頭部の微細な変化が敏感に検出される。また尿路の全体像を一目で確認でき,左右の腎機能が比較できる。尿路結石の存在部位や尿路の閉塞状態の把握に排泄性尿路造影は最適である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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