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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科64巻4号

2010年04月発行

特集 泌尿器科検査のここがポイント

G X線検査 逆行性腎盂造影

Q42 CTやMRI,内視鏡検査の診断技術が向上した現在,逆行性腎盂造影の適応,方法のコツ,基本的読影法について教えてください。

著者: 山下英之1 越田竹朗1 大東貴志1 荒川孝1

所属機関: 1国際医療福祉大学三田病院泌尿器科

ページ範囲:P.161 - P.164

文献概要

要旨 逆行性腎盂造影(retrograde pyelography:RP)は,近年CTやMRI,内視鏡検査などの画像診断技術の発達により,適応とされる機会が少なくなってきている。しかし,上部尿路の通過障害や血尿の原因を調べるだけではなく,分腎尿細胞診の採取による上部尿路悪性腫瘍の診断確定にも応用するこができる。また同時に,尿管カテーテル留置を行うことで通過障害の解除を行うことも可能であり,本法は泌尿器科領域において非常に重要な役割を占める手技である。本稿では,本法の適応や方法のコツ,基本的読影法について報告する。

参考文献

1)Voelcher F and von Lichtenberg A:Pyelographie Rontgenographic des Niesenbechens nach Kollargolfulling. Munch Med Wschr 52:1576-1578, 1905
2)McFarlane JP, Cowan C and Cowan MJ:Outpatient ureteric procedures:a new method for retrograde ureteropyelography and ureteric stent placement. BJU Int 87:172-176, 2001
3)Murphy WM:Current status of urinary cytology in the evaluation of bladder neoplasms. Hum Pathol 21:886-896, 1990

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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