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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科64巻4号

2010年04月発行

特集 泌尿器科検査のここがポイント

H CT検査 CTによる膀胱腫瘍のステージ診断

Q51 膀胱腫瘍のステージ診断に際して,CTとMRIの使い分け,局所浸潤の見かたのコツを教えてください。

著者: 伊藤博敏1

所属機関: 1梶井町放射線診断科クリニック

ページ範囲:P.197 - P.198

文献概要

要旨 膀胱腫瘍のステージ診断(ステージング)はMRIが有用とされるが,近年マルチスライスCTの普及により,従来よりも薄いスライスでのデータ収集が可能となり,CTにおいてもMRIと同様の多方向からの断層面の情報を再構成画像で得ることができる。造影CTでは腫瘍は濃染され,腫瘍のコントラストがより明瞭となる。また,CTは広範囲を高速に撮像可能なために,転移検索と同時に原発巣の評価を行うことができる。

参考文献

1)Kim JK, Park SY, Ahn HJ, et al:Bladder cancer:analysis of multi-detector row helical CT enhancement pattern and accuracy in tumor detection and perivesical staging. Radiology 231:725-731, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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