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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科64巻4号

2010年04月発行

特集 泌尿器科検査のここがポイント

H CT検査 3次元CT

Q52 3次元CT検査の適応,方法,基本的読影法について教えてください。この検査は頻用されていますが,新しい使用目的(方法)はありますか。

著者: 伊藤博敏1

所属機関: 1梶井町放射線診断科クリニック

ページ範囲:P.199 - P.202

文献概要

要旨 3次元CTはマルチスライスCTの普及と画像処理ワークステーションの発達によって可能となり,MPR(multi planar reformat)画像は通常のCT診断時にごく普通に利用されるようになった。また,泌尿器科領域においてはCT angiographyとCT urographyが一般化し,血管造影,経静脈的尿路造影は減少するに至った。いずれも,良好な画像を得るためには,造影剤投与と撮像タイミングが重要である。読影の際には,元画像で描出されている病変が処理の過程で欠落してしまうことがあり,3次元CT画像は補助的な画像としての位置付けである。

参考文献

1)Fishman EK, Ney DR, Heath DG, et al:Volume rendering versus maximum intensity projection in CT angiography:what works best, when, and why. Radiographics 26:905-922, 2006
2)Dillman JR, Caoili EM and Cohan RH:Multi-detector CT urography:a one-stop renal and urinary tract imaging modality. Abdom Imaging 32:519-529, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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