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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科64巻4号

2010年04月発行

特集 泌尿器科検査のここがポイント

J 核医学的検査 骨シンチグラフィ

Q61 骨シンチグラフィの適応,方法,基本的読影法について教えてください。転移と骨形成疾患の鑑別法には,どのようなポイントがありますか。

著者: 武本佳昭1 長沼俊秀1 吉村力勇1

所属機関: 1大阪市立大学大学院泌尿器病態学

ページ範囲:P.237 - P.240

文献概要

要旨 泌尿器科疾患,特に悪性腫瘍においては,術前の骨転移の有無の評価および化学療法の効果判定において,骨シンチグラフィは非常に有用な検査手段である。骨シンチグラフィ読影においては,専門家である放射線科医と協力して評価するのは当然のことであるが,泌尿器科医としても骨シンチグラフィの基礎的な読影技術を身に付けることは非常に有益である。本稿では骨シンチグラフィの集積原理,読影の基礎になる正常像の評価ならびに生理的に集積が増加する部位について解説を試み,実際の骨シンチグラフィ像の読影を,転移を有する症例および転移を有さない症例について具体的に解説を試みた。

参考文献

1)西村恒彦(編):核医学.南山堂,東京,pp283-310,2001
2)仙田宏平,前田壽登(編):核医学Q & A基礎から臨床まで.丸善プラネット,東京,pp393-397,2006
3)久保敦司,木下文雄:核医学ノート.金原出版,東京,pp265-283,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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