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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科64巻4号

2010年04月発行

特集 泌尿器科検査のここがポイント

K 超音波検査 各種臓器の超音波検査 陰囊への超音波検査

Q70 超音波検査で陰囊内容を上手に描出するコツと基本的読影法について教えてください。

著者: 野口満1 魚住二郎1

所属機関: 1佐賀大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.273 - P.275

文献概要

要旨 陰囊疾患の診断には超音波検査は欠かせないもので,皮膚に近い臓器であることと陰囊内容物のサイズからも超音波検査は有利である。さらに,精巣捻転の場合は,発症から治療までの時間が精巣温存可能かのカギを握ることから,迅速・非侵襲性の超音波検査が威力を発揮することとなる。検査を行うにあたり,高周波数プローブの選択,ドプラの併用を行い,病変側のみならず健側も含めた両側の評価を行い,比較することで診断の質を高め,両側発性の病変を見逃さないことも重要である。

参考文献

1)Weber M, Rosslein R and Fliegel C:Color Doppler sonography in the diagnosis of acute scrotum in boys. Eur J Pediatr Surg 10:235-241, 2000
2)Allen TD and Elder JS:Shortcomings of color Doppler sonography in the diagnosis of testicular torsion. J Urol 154:1508-1510, 1995
3)Watanabe Y, Dohke M, Ohkubo K, et al:Scrotal disorders:evaluation of testicular enhancement patterns at dynamic contrast-enhanced subtraction MR imaging. Radiology 217:219-227, 2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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