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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科64巻4号

2010年04月発行

特集 泌尿器科検査のここがポイント

K 超音波検査 超音波ドプラ 超音波ドプラ

Q71 超音波ドプラ検査の適応および有用性,臨床的意義について教えてください。

著者: 野口満1 魚住二郎1

所属機関: 1佐賀大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.276 - P.278

文献概要

要旨 超音波断層法に加え,超音波ドプラによる解析は,多くの泌尿器科疾患の診断,治療に貢献する。特に,急性陰囊症の診断,腎腫瘍の質的診断に威力を発揮するが,診断のみならず,動脈瘤や精索静脈瘤などの血管性病変の治療効果判定にも有用である。さらに,超音波ガイド下穿刺,腎生検や腎部分切除での術中において,治療の安全性と確実性に貢献する。ドプラ使用での副作用や患者への侵襲もないことから,ドプラ使用が躊躇されることはない。超音波断層法に加え,超音波ドプラ併用による診療は,泌尿器科疾患の多岐にわたり有用と思われる。

参考文献

1)棚橋善克:泌尿器科領域におけるカラードプラ法の応用/腎(腫瘤).泌尿器外科 7:231-242, 1994
2)Jinzaki M, Ohkuma K, Tanimoto A, et al:Small solid renall lesions:usefull of power doppler us. Radiology 209:543-550, 1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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