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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科64巻6号

2010年05月発行

文献概要

手術手技 小児泌尿器科手術Ⅱ 性器系の手術・4

包茎・嵌頓包茎の手術

著者: 近田龍一郎1

所属機関: 1山本組合総合病院

ページ範囲:P.379 - P.384

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要旨 包茎の手術は,基本的には3歳以降も包皮口が狭く亀頭を露出することができない真性包茎に施行される。さらには,亀頭包皮炎や尿路感染を繰り返す,排尿時包皮が風船のように膨らむ,嵌頓包茎などが適応となる。しかし,ステロイド軟膏の塗布が80%以上に有効なため,その適応は限られたものとなってきている。本稿では包皮口拡大術と環状切除術について解説する。

参考文献

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6)Wahlin N:“Triple incision plasty”. A convenient procedure for preputial relief. Scand J Urol Nephrol 26:107-110, 1992

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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