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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科64巻6号

2010年05月発行

文献概要

手術手技 小児泌尿器科手術Ⅱ 性器系の手術・4

包茎・嵌頓包茎の手術

著者: 辻克和1 鈴木晶貴1 石田昇平1 藤田高史1 木村亨1 加藤真史1 絹川常郎1

所属機関: 1社会保険中京病院泌尿器科

ページ範囲:P.387 - P.393

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要旨 小児の包茎に対する手術の適応は以前より狭くなっているが,その手技は小児泌尿器科医のみならず,一般泌尿器科医も習得すべき基本の1つである。本稿では包皮三方切開,環状切除術,埋没陰茎を合併する際の包皮形成術,および嵌頓陰茎の対処法について手術手技と術後管理などを解説した。手術のポイントは包皮輪を十分に切開や切除すること,さらに包皮三方切開ではdog earを作らないこと,環状切除では包皮を過剰切除しないことである。

参考文献

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2)Golubovic Z, Milanovic D, Vukadinovic V, et al:The conservative treatment of phimosis in boys. Br J Urol 78:786-788, 1996
3)吉川慎一,伊藤貴章,細田 悟,他:小児包茎に対する吉草酸ベタメタゾン軟膏を用いた非手術療法の早期治療成績.泌尿紀要 52:337-341,2006
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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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