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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科64巻7号

2010年06月発行

文献概要

症例

小建中湯が有効であったと考えられた小児夜尿症の3例

著者: 松尾朋博1

所属機関: 1上五島病院泌尿器科

ページ範囲:P.509 - P.511

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小児夜尿症の3例に対し,漢方薬である小建中湯を既存の西洋薬と併用し治療した。3例ともに小建中湯開始後,夜尿回数は減少し,1回排尿量は増加した。『夜尿症診療のガイドライン』1)では漢方薬は第1選択ではないが,西洋薬との併用により,効果は十分期待できるものと考えられた。

参考文献

1)河内明宏,津ヶ谷正行,相川 務,他:日本夜尿症学会―夜尿症診療のガイドライン.夜尿症研究 10:5-14,2005
2)帆足英一,日比逸郎,前川喜平,他:夜尿症に対する酢酸デスモプレシン(KW-8008)の臨床評価―塩酸イミプラミンを対照薬とした二重盲検群間試験.基礎と臨床 29:183-221,1995
頻尿モデルにおける当帰芍薬散の作用.和漢医薬学会誌 6:500-501,1989
4)岩間正文:排尿障害と漢方.小児外科 37:344-347,2005
5)Forsythe WI and Redmond A:Enuresis and spontaneous cure rate:study of 1129 enuretics. Arch Dis Child 49:259-263, 1974
6)Hirasing RA, Van Leerdam FJM, Bolkbennink L, et al:Enuresis nocturna in adults. Scan J Urol Nephrol 31:533, 1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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