icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科65巻1号

2011年01月発行

小さな工夫

腎盂バルーンカテーテルを用いた膀胱憩室切除術の工夫

著者: 横西哲広1 田中克幸1

所属機関: 1神奈川リハビリテーション病院泌尿器科

ページ範囲:P.73 - P.73

文献概要

 膀胱憩室に対して,一般的には経尿道的手術が行われている。しかし,憩室が大きな場合などは開放手術の適応となる。経膀胱到達手術の場合,手術書では湿ったガーゼを憩室内に入れる方法が記載されているが,当施設ではガーゼの代わりに腎盂バルーンカテーテルを用いて憩室周囲の剝離を行っている。

 カテーテルは,バルーンからカテーテル先端までの長さが短い腎盂バルーンカテーテルが最適である。膀胱前壁を小さく開き,経膀胱的に腎盂バルーンカテーテルを憩室内へ挿入し,憩室の容積に合わせてバルーンを許容範囲内で膨らませる(図1)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら