icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科65巻2号

2011年02月発行

交見室

透析腎癌と造影超音波

著者: 水関清1

所属機関: 1市立函館恵山病院内科

ページ範囲:P.161 - P.161

文献概要

 超音波造影剤は,X線造影剤のように腎毒性を有さず,腎に負荷をかけることなく投与可能な特性を有する。この特性に着目して,透析腎に生じた腎腫瘍の鑑別に,超音波造影法を用いた試みが,2010年春に京都市で開催された日本超音波医学会第83回学術集会で紹介された。

 現在のところ,わが国で日常臨床において使用可能な超音波造影剤は,①ガラクトース・パルミチン酸混合物と,②ペルフルブタンマイクロバブルである。①は,腎についての保険適応があるが,②の適応は現在のところ肝腫瘤の造影診断のみにおいて認められている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら