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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科65巻3号

2011年03月発行

小さな工夫

TUR廃材を用いたディスポーザブルカテーテルクランプ―TURBT後抗癌剤即時単回注入での利用

著者: 竹下英毅1 森山真吾1

所属機関: 1さいたま赤十字病院泌尿器科

ページ範囲:P.240 - P.241

文献概要

 低再発および低進展リスク筋層非浸潤性膀胱癌に対し,TURBT後24時間以内の抗癌剤の即時単回注入が推奨されている1)。当科でも2008年8月よりTHP-ADM(30mg)をTURBT直後に膀注し,30分間のクランプおよび開放を行っている。

 投与の方法は施設によってさまざまだろうと思う。手術室で術直後に膀注する施設,また手術室から病室へ戻ってから膀注する施設もあるだろう。当院ではDPCが導入されているため,抗癌剤は病棟で投与すると一括入院費に含まれてしまうが,手術室で投与すると出来高として算定できるため,手術室で投与している。

参考文献

1)大園誠一郎,古瀬洋:Ⅱ.筋層非浸潤性膀胱癌の治療.In:膀胱癌診療ガイドライン2009年版.日本泌尿器科学会編.医学図書出版,東京.pp13-30,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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