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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科65巻4号

2011年04月発行

特集 こんなときどうする!?―泌尿器科手術のトラブル対処法

Ⅰ 尿路内視鏡手術 ■経尿道的内尿道切開術

001 尿道の狭窄が高度で先に進めない

著者: 上島成也1

所属機関: 1近畿大学医学部奈良病院泌尿器科

ページ範囲:P.18 - P.19

文献概要

Q 経尿道的内尿道切開術を開始した尿道狭窄の症例。尿道の狭窄が高度で,先がどのようになっているかわからず,前に進めない。


[1]概 説

 尿道狭窄は,尿道炎や外傷もしくはカテーテル留置による尿道損傷など,二次的に発症するものがほとんどで,時に原因不明のものも経験する。内視鏡検査や逆行性尿道造影にて容易に診断される。治療法の第一選択は経尿道的内尿道切開術であるが,狭窄が長い症例や再発を繰り返す難治例には,内視鏡手術の適応とはならず,尿道形成術の適応となる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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