文献詳細
特集 こんなときどうする!?―泌尿器科手術のトラブル対処法
Ⅰ 尿路内視鏡手術 ■経皮的腎瘻造設術
文献概要
Q 婦人科癌による両側水腎症のため両側にステントを留置している。最近,原疾患の増悪を認める。現在まで4か月ごとに何度か交換をスムーズに行え,尿管ステントの糸は事前に切って交換していた。今回,内視鏡下に交換していたが,思いのほかL4付近の狭窄がきつく,透視モニターに気をとられ,気がついたら尿管ステント下端が尿管内に上がってしまった。どのように対処すればよいか。
[1]概 説
尿管ステントの留置や交換は,泌尿器科医の日常茶飯の処置として数多く行われており,その手技も施設によってさまざまである。本症例と同様の経験をされた泌尿器科医も多いのではなかろうか。
[1]概 説
尿管ステントの留置や交換は,泌尿器科医の日常茶飯の処置として数多く行われており,その手技も施設によってさまざまである。本症例と同様の経験をされた泌尿器科医も多いのではなかろうか。
参考文献
1)北山沙知,高沢亮治,辻井俊彦:軟性膀胱鏡による尿管ステント法の有用性の検討.泌尿器外科 22臨増:386,2009
2)伊藤康久,高田俊彦,加藤成一,他:血管造影用シースを利用し経皮的に迷入した尿管ステントを摘出した2例.Jpn J Endourol ESWL 16:175,2003
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