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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科65巻4号

2011年04月発行

特集 こんなときどうする!?―泌尿器科手術のトラブル対処法

Ⅱ 体腔鏡下手術 ■腹腔鏡下根治的腎摘除術

030 右腎動脈がうまく同定できない

著者: 武田利和1 宮嶋哲1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.93 - P.94

文献概要

Q 腹腔鏡下右腎摘除術を開始した症例。上行結腸を剝離し,十二指腸のKocher授動を施行した。下大静脈,右腎静脈は同定できたが,どうしても右腎動脈が同定できない。


[1]概 説

 腹腔鏡下右腎摘除術において,腎茎部に到達する際,十二指腸,下大静脈の確認は必須である。通常,下大静脈の右縁を頭側へ剝離すると,その後面から出ている右腎動脈を確認できるが,剝離が不十分であったり,肥満症例である場合,右腎動脈の同定が困難なことがある。

参考文献

1)Urology View編集委員会:泌尿器腹腔鏡手術ベーシックテクニック.メジカルビュー社,東京,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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