文献詳細
特集 こんなときどうする!?―泌尿器科手術のトラブル対処法
Ⅱ 体腔鏡下手術 ■腹腔鏡下根治的腎摘除術
文献概要
Q 腹腔鏡下右腎摘除術を開始した症例。上行結腸を剝離し,十二指腸のKocher授動を施行した。下大静脈,右腎静脈は同定できたが,どうしても右腎動脈が同定できない。
[1]概 説
腹腔鏡下右腎摘除術において,腎茎部に到達する際,十二指腸,下大静脈の確認は必須である。通常,下大静脈の右縁を頭側へ剝離すると,その後面から出ている右腎動脈を確認できるが,剝離が不十分であったり,肥満症例である場合,右腎動脈の同定が困難なことがある。
[1]概 説
腹腔鏡下右腎摘除術において,腎茎部に到達する際,十二指腸,下大静脈の確認は必須である。通常,下大静脈の右縁を頭側へ剝離すると,その後面から出ている右腎動脈を確認できるが,剝離が不十分であったり,肥満症例である場合,右腎動脈の同定が困難なことがある。
参考文献
1)Urology View編集委員会:泌尿器腹腔鏡手術ベーシックテクニック.メジカルビュー社,東京,2007
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