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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科65巻4号

2011年04月発行

特集 こんなときどうする!?―泌尿器科手術のトラブル対処法

Ⅱ 体腔鏡下手術 ■後腹膜鏡下根治的腎摘除術

035 第12肋骨と腸骨との間に距離がない

著者: 佐藤文憲1 三股浩光1

所属機関: 1大分大学医学部腎泌尿器外科学

ページ範囲:P.105 - P.107

文献概要

Q 後腹膜鏡下根治的腎摘除術を開始した背の低い,小太り体形の症例。第12肋骨と腸骨との距離があまりない。ポート挿入の位置はどうしたらよいか。


[1]概 説

 通常,第1ポートは11/12肋骨弓と腸骨稜(iliac crest)との間にopen methodにより作成し,気腹下に第12肋骨と腰筋の間に第2ポートを挿入して,腹膜の腹壁付着部を鈍的に剝離し,最後に腹側の第3ポートを挿入する。11/12肋骨弓と腸骨稜の間は骨盤骨と肋骨が最も接近した部位であり,体形によってほとんど距離がないことが経験される。

参考文献

1)Rassweiler J, Gill IS, Kumar U, et al:General laparoscopic tips. In:Tips and Tricks in Laparoscopic Urology. edited by Kumar U and Gill IS. Springer, London, pp1-38, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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