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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科65巻4号

2011年04月発行

特集 こんなときどうする!?―泌尿器科手術のトラブル対処法

Ⅱ 体腔鏡下手術 ■腹腔鏡下根治的前立腺摘除術

040 腹部手術の既往がある患者の注意点は

著者: 濵崎務1 近藤幸尋1

所属機関: 1日本医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.117 - P.118

文献概要

Q 腹腔鏡下根治的前立腺摘除術を予定している症例。腹部手術の既往がある患者だが,どんな点に注意して手術に臨めばよいか。


[1]概 説

 腹部手術既往症例に対する腹腔鏡下根治的前立腺摘除術は,癒着などの問題から避けられることが多い。また,骨盤内手術既往の患者背景が開放手術への移行率に影響する1)との報告もあり,慎重な対応が必要と考えられる。しかし,拡大視野が可能,出血量が少ないなどのメリットにより,安全に施行できる症例もあると思われる。

参考文献

1)Erdogru T, Teber D, Frede T, et al:The effect of previous transperitoneal laparoscopic inguinal herniorrhaphy on transperitoneal laparoscopic radical prostatectomy. J Urol 173:769-772, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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