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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科65巻4号

2011年04月発行

特集 こんなときどうする!?―泌尿器科手術のトラブル対処法

Ⅱ 体腔鏡下手術 ■腹腔鏡下根治的前立腺摘除術

041 背側静脈叢からの出血が多くなってきた

著者: 近藤幸尋1 松沢一郎1 濵崎務1

所属機関: 1日本医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.119 - P.120

文献概要

Q 腹腔鏡下根治的前立腺摘除術を開始した症例。背側静脈叢からの出血が多くなり,何度も止血のため運針を試みたが,どうしても止血できない。


[1]概 説

 前立腺全摘除術の周術期合併症で主なものは出血である。腹腔鏡下根治的前立腺摘除術は気腹圧による影響もあり,一般に開腹恥骨後式前立腺全摘除術に比して出血量が少ないことがメリットの1つとして挙げられる。しかし,時として前立腺前面・側面および尿道周囲の処理の際にコントロール困難な出血に遭遇することがある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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