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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科65巻4号

2011年04月発行

特集 こんなときどうする!?―泌尿器科手術のトラブル対処法

Ⅲ 体外衝撃波砕石術(ESWL)

057 長期臥床の小児に行ってよいか

著者: 石井啓一1 坂本亘1 杉本俊門2 川嶋秀紀3

所属機関: 1大阪市立総合医療センター小児泌尿器科 2大阪市立総合医療センター泌尿器科 3大阪市立大学大学院医学研究科泌尿器病態学

ページ範囲:P.162 - P.163

文献概要

Q 持病があり,長期臥床の8歳男児の症例。痙攣発作の精査を行ったところ,腎盂内に長径9mm大の結石があり,水腎症を生じることが原因のようだ。補液などで水腎症は一時改善しているが,今後,ESWLを行ってよいか。


[1]概 説

 長期臥床の持病を有している8歳小児例で,腎盂内に長径9mm大の保存的加療のみでは自排石困難と思われる結石が見られた。これによる水腎症を生じるときがあり,治療法として体外衝撃波砕石術(ESWL)は適切かどうかを検討する。

参考文献

1)久保星一,荒川 孝,宋 成浩:尿路結石症の保存的治療と手術適応.小児科診療 9:1601-1608,2005
2)Ramakrishnan PA, Medhat M, Al-Bulushi YH, et al:Extracorporeal shockwave lithotripsy in infants. Can J Urol 14:3684-3691, 2007
3)Wollon T, Teichman J, Rogenes V, et al:Holmium:YAG lithotripsy in children. J Urol 162:1717-1720, 1999
4)坂本 亘,石井啓一,井口太郎:小児膀胱鏡を使った内視鏡下尿管結石摘出術.臨泌 60:1020-1021,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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