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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科65巻4号

2011年04月発行

特集 こんなときどうする!?―泌尿器科手術のトラブル対処法

Ⅳ 開腹手術 ■膀胱の手術

081 放射線性膀胱炎のため膀胱が骨盤壁にへばりついている

著者: 古家琢也1 今西賢吾1 畠山真吾1 米山高弘1

所属機関: 1弘前大学大学院医学研究科泌尿器科学講座

ページ範囲:P.223 - P.223

文献概要

Q 単純膀胱摘除術および尿路変向術を予定して手術を開始した症例。放射線性膀胱炎であったため,膀胱が骨盤壁に完全にへばりついていることが判明した。


[1]概 説

 放射線性膀胱炎は,骨盤臓器に対する放射線療法後などにみられる疾患である。血尿や頻尿,排尿時痛を認め,多くは難治性である。出血が高度である場合,高圧酸素療法を行うことにより軽快することがあるが,症状が消失しない場合には尿路変向術を検討することがあるものの,手術を行うことは稀である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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