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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科65巻4号

2011年04月発行

特集 こんなときどうする!?―泌尿器科手術のトラブル対処法

Ⅳ 開腹手術 ■膀胱の手術

083 膀胱全摘除術後に骨盤底の出血が止まらない

著者: 古家琢也1 得居範子1 神村典孝1 大山力1

所属機関: 1弘前大学大学院医学研究科泌尿器科学講座

ページ範囲:P.226 - P.226

文献概要

Q 膀胱全摘除術を施行した症例。術後,骨盤底からの出血が多く,これを圧迫しつつ回腸導管を作成した。出血量は10,000mlを超え,出血傾向も出てきているようで,骨盤底の出血が止まらない。


[1]概 説

 膀胱・前立腺へは多くの血管が流入しているため,膀胱全摘除術は,ある程度の出血を伴う。癌が周囲に浸潤している場合は,その出血量はさらに増加する。また浸潤している場所によっては止血困難な場合もあるため,注意を要する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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