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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科65巻4号

2011年04月発行

特集 こんなときどうする!?―泌尿器科手術のトラブル対処法

Ⅳ 開腹手術 ■陰囊内臓器の手術

114 精巣上体摘除で患者が疼痛を訴え始めた

著者: 滝沢明利1 土屋ふとし1 岩崎晧1

所属機関: 1横浜市立みなと赤十字病院泌尿器科

ページ範囲:P.303 - P.304

文献概要

Q 精巣上体摘除術を開始した症例。局所麻酔で手術を行ったため,術中に患者が疼痛を訴え始めた。


[1]概 説

 精巣上体摘除術は絶対的適応を有する手術ではないが,炎症の持続や炎症後の疼痛改善,炎症の再発予防を目的に施行される場合がある。局所麻酔で手術を行う場合,疼痛は局所にとどまらず,下腹部や腰背部に放散する場合もあり,嘔気・嘔吐をきたすなど,コントロールに難渋する場合がある。手術に際しては,最初に十分に対応を準備しておく必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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