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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科65巻4号

2011年04月発行

特集 こんなときどうする!?―泌尿器科手術のトラブル対処法

Ⅴ 小児の手術

115 MRI検査でも精巣が同定できない

著者: 石井啓一1 坂本亘1 杉本俊門2 川嶋秀紀3

所属機関: 1大阪市立総合医療センター小児泌尿器科 2大阪市立総合医療センター泌尿器科 3大阪市立大学大学院医学研究科泌尿器病態学

ページ範囲:P.306 - P.308

文献概要

Q 生下時より左の精巣が陰囊内に触知できず,紹介されてきた症例。MRI検査を行っても,左精巣は同定できない。何か月まで,どのように経過観察すればよいか。それでも同定できないときには,どのような手術を行うべきか。あるいは,すぐに小児泌尿器専門医に紹介すべきか。


[1]概 説

 生下時よりの非触知精巣で,MRIでも精巣が同定できない。精巣の自然下降をいつまで待つべきか,手術の適応はどのようにしたらよいか,また小児泌尿器科専門医に紹介すべきかどうかを検討する。

参考文献

1)日本小児泌尿器科学会学術委員会編:停留精巣ガイドライン.日小泌会誌 14:117-152,2005
2)石井啓一,坂本 亘:特集 小児の腹腔鏡下手術―停留精巣.Jpn J Endourol ESWL 23:20-27,2010
3)Esposito C and Garipoli V:The value of 2-step laparoscopic Fowler-Stephens orchidopexy for intra-abdominal testes. J Urol 158:1952-1954, 1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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