文献詳細
画像診断
文献概要
患 者 66歳,男性。
主 訴 右陰囊内腫瘤。
既往歴 鼠径ヘルニア,心房細動,高脂血症。
常備薬 メチルジゴキシン,アスピリン,アトルバスタチンカルシウム水和物,ベシル酸ベポタスチン。
現病歴 小児期に指摘され,無治療経過観察中の鼠径ヘルニアによる右鼠径部膨隆が気になり,2009年8月に手術希望で当院消化器外科を受診した。2010年1月に右鼠径ヘルニア根治術(mesh plug法)を施行した。術中に異常所見を認めなかった。術後の診察で右陰囊が若干大きいことを指摘されたが,6年前から自覚していたため経過観察となった。
2010年5月にPSA高値のため当科を紹介受診した。右精巣に手拳大の腫瘍を認め,超音波検査(US)で右陰囊内に高エコー腫瘤を認めた。右精巣腫瘍と診断し,手術目的で入院した。
主 訴 右陰囊内腫瘤。
既往歴 鼠径ヘルニア,心房細動,高脂血症。
常備薬 メチルジゴキシン,アスピリン,アトルバスタチンカルシウム水和物,ベシル酸ベポタスチン。
現病歴 小児期に指摘され,無治療経過観察中の鼠径ヘルニアによる右鼠径部膨隆が気になり,2009年8月に手術希望で当院消化器外科を受診した。2010年1月に右鼠径ヘルニア根治術(mesh plug法)を施行した。術中に異常所見を認めなかった。術後の診察で右陰囊が若干大きいことを指摘されたが,6年前から自覚していたため経過観察となった。
2010年5月にPSA高値のため当科を紹介受診した。右精巣に手拳大の腫瘍を認め,超音波検査(US)で右陰囊内に高エコー腫瘤を認めた。右精巣腫瘍と診断し,手術目的で入院した。
参考文献
1)遠近直成,竹下篤範,戦 泰和,他:鼠径ヘルニアと鑑別が困難であった精索脂肪腫の1例.高知市医誌 7:85-87,2002
2)Kitami C, Kanda T, Kaneko K, et al:Spermatic cord lipoma resembling an inguinal hernia:a case report. Acta Med Biol 50:191-193, 2002
3)Lilly MC and Arregui ME:Lipomas of the Cord and Round Ligament. Ann Surg 235:586-590, 2002
4)Akbar SA, Sayyed TA, Jafri SZ, et al:Multimodality imaging of paratesticular neoplasms and their rare mimics. Radiographics 23:1461-1476, 2003
5)Woodward PJ, Schwab CM and Sesterhenn IA:From the archives of the AFIP:extratesticular scrotal masses:radiologic-pathologic correlation. Radiographics 23:215-240, 2003
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