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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科65巻9号

2011年08月発行

小さな工夫

「時計法」によるLH-RHアゴニスト皮下注射の簡単な部位決定

著者: 甲斐文丈1 神林知幸2

所属機関: 1浜松医科大学泌尿器科 2神林クリニック

ページ範囲:P.681 - P.681

文献概要

 泌尿器外来では,前立腺癌の内分泌療法薬であるLH-RHアゴニスト(酢酸リュープロレリン,酢酸ゴセレリン)製剤の皮下投与を頻繁に行う。基材に乳酸重合体を含む両剤は,時に注射部皮膚の硬結・疼痛・発赤をきたす。

 これらの予防のため,われわれ泌尿器科医はなるべく脂肪の多い前腹部(臍周囲)を注射部位として選択し,かつ同一部位への連続投与は避ける,といった点に留意している。そのため,注射した部位をカルテに記録(臍の上下左右と記載,またはゴム印などで部位を図示)しているが,多忙な外来診療においては,時に煩雑である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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